この記事は、大阪工業大学 Advent Calendar 2024(https://adventar.org/calendars/10405)の5日目の記事です。
こんにちは、qwaNmeです。
本記事では卒業研究を進めていた中で発見したおもしろそうなソフト(ツール?)をほんのちょびっとだけ紹介しようと思います。
研究している内容が音源分離と採譜に関することなのでジャンルはこれら中心になります。初学者でも分かりやすいように説明します、分かりにくかったらごめんなさい。
- spleeter
- basicpitch
- Ultimate Vocal Remover
- Open-Unmix
- Demucs
1.spleeter
取り込んだ曲を楽器ごとに分けてくれるソフトです。deezerというフランスの音楽配信サイトが開発しました。
分け方は3つあり、指定するとそれで分けてくれます。
- 2種類・・・ボーカル、ボーカル以外
- 4種類・・・ボーカル、ドラム、ベース、これら以外
- 5種類・・・ボーカル、ドラム、ベース、ピアノ、これら以外
実際に分離された音声を聞いてましたが、それなりに綺麗に分離されています。
コマンドラインで使えるのはもちろん、pythonのライブラリとしてプログラムに組み込んで使うこともできるので導入は簡単です。
それでももめんどくさいよーという人は、下のリンクを押してみてください。
https://colab.research.google.com/github/deezer/spleeter/blob/master/spleeter.ipynb
何やらプログラムが表示されてると思いますが、上から順番に実行するとspleeterを体験できるようになっています。親切ですね。上のgithubの中にリンクはありますがここにも一応貼っておきます。
2.basic pitch
取り込んだ曲をMIDI(音の強弱、長さ、強さ等を数値データとして表したもの)へ生成してくれるソフトです。ボーカル、ギター、ベースなど様々な楽器が入った曲をそのまま入れても全てMIDIへ生成してくれます。リンクにもちょっと名前が見えますがSpotifyが開発しました。
上のサイトから試すこともできるので、ぜひ試してみてください。
3.Ultimate Vocal Remover
ボーカルの除去、抽出に特化したソフトです。カラオケ音源の作成にはもってこいです。最近のソフトというものあり、日本語で解説してくれている人が少ないので手探りで使うことにはなりますが、かなり細かく設定をいじれるので、納得できるレベルの除去や抽出ができるかもしれません。
4.Open-Unmix
取り込んだ曲をボーカル、ベース、ドラム、その他に分離してくれるツールです。
上記のサイトにて使い方はもちろんのこと、チュートリアルが用意されているなど手厚いサポートがあるので比較的使いやすいと思います。
下記のリンクよりcolabでも体験できますので、ぜひ試してみてください。
5.Demucs
こちらも同じく、取り込んだ曲をボーカル、ベース、ドラム、その他に分離してくれるソフトです。
Facebookで有名なMetaが開発しました。
このサイトもご親切にcolabでも試せるようにサイトを用意してくださっているので下にリンクを貼っておきます。
https://colab.research.google.com/drive/1dC9nVxk3V_VPjUADsnFu8EiT-xnU1tGH?usp=sharing
まとめ
音源分離と採譜に関するソフトを軽く紹介しました。本来ならば生成された音源などを一緒に添えると分かりやすいとは思いますが、時間がないので省かせていただきます。
インストールしなくともお手軽に体験できるものがたくさんあるので興味があればぜひやってみてください。
ではでは。